こんにちはみなさん。今回は、クレージーキャッツの一員である犬塚弘さんについてお話ししましょう。犬塚さんは、クレージーキャッツのメンバーとして活躍し、その後は俳優としても成功を収めました。彼の晩年の様子や死因について、また植草らメンバーとの裏話を振り返ります。さらに、『スーダラ節』で知られる歌手であるタモリさんやいかりや長介さんとの意外な関係にも注目です。この記事では、犬塚さんの人生を rep[いし、彼が遺した思いや著名人とのエピソードをお届けします。お楽しみに！

クレージーキャッツ犬塚弘の訃報

晩年の様子や死因に涙

最後に語った植草らメンバーとの裏話に胸を打たれた

クレージーキャッツのメンバーであり、歌手や役者としても活躍した犬塚弘さんの訃報が突然訪れました。犬塚さんの晩年の様子や死因には多くの人が涙しました。また、最後に語った植草らメンバーとの裏話には胸を打たれるものがありました。犬塚さんの半生を振り返りつつ、彼と関わりを持った著名人たちとのエピソードについても紹介します。

犬塚弘の生涯

出生からクレージーキャッツへの参加

犬塚弘さんは1929年3月23日に東京都大田大森で生まれました。彼の名前の「弘」は、相性がワンちゃんであることから付けられました。父親が外国での仕事が多かったことから、幼少期から海外の音楽に触れる機会があり、自然に音楽への興味が高まっていきました。いくつかのバンドを経て、後にクレージーキャッツの一員として活躍することとなります。

クレージーキャッツの成功

クレージーキャッツは、音楽とコントをミックスさせたスタイルで活動し、昭和の日本に笑いと元気を届けました。番組や映画に出演し、大ヒットを記録するなど、バンドの人気は急上昇しました。メンバーは、実力派のミュージシャンたちから成り立っており、彼らがおふざけ音楽を披露していたことで一世を風靡しました。

お金の問題

一方で、クレージーキャッツが成功しても、メンバーたちは意外とお金持ちではなかったといいます。仕事が次から次へと舞い込む一方で、発言電車で移動する際には帰りの分が足りず、知り合いの店からお金を借りなければならないこともあったそうです。この理由については詳しくは分かっていませんが、犬塚さんは事務所の後輩たちの存在を挙げています。当時所属していた渡辺プロダクションが新人タレントを次々と輩出しており、クレージーキャッツが稼いだお金を新人たちに回していた可能性があるのかもしれません。

メンバーとの関係

クレージーキャッツのメンバーは、犬塚さんをとても大切に思っていました。犬塚さん自身もインタビューで、メンバーたちが人間性の良い人たちであったことを語っています。特に上木仁さんや谷けいさん、桜井千里さんの3人とは深い思い入れがあり、彼らとはお酒を飲むことが少なかったため、意見を言い合うことができたそうです。犬塚さんは、クレージーキャッツのメンバーが大好きだったことが伺えます。

犬塚弘の晩年

俳優業への転身

クレージーキャッツの活動が落ち着いた後、犬塚さんは俳優業へと転身しました。テレビドラマや映画に出演し、名脇役として活躍しました。必殺シリーズや連続テレビ小説などで彼の演技力が発揮されました。

引退宣言と入院

2019年秋、犬塚さんは90歳を迎え、俳優業の引退を宣言しました。また、少し前には赤中病のために入院していました。思考や話し方には衰えが見られなかったものの、下半身の動きが少し鈍くなっていました。

犬塚弘の晩年の生活

犬塚さんは晩年を熱海のシニア向けマンションで1人暮らししていました。賑やかな日々を送るために、地元に親友ができ、芸能界の後輩たちも時折遊びに来てくれることがありました。彼は自分の生活を楽しんでいたようです。

著名人との関係やエピソード

タモリとの関係

犬塚さんとタモリさんは、意外な関係にあったことが知られています。犬塚さんが司会を務めていた火曜番組『7時だヨ!』にタモリさんがゲスト出演した際、ゲスト出演者を変更するよう求められる場面がありました。犬塚さんはこの要求に怒りましたが、結局は淡々と番組を進行しました。番組終了後、タモリさんの事務所の人から犬塚さんに呼び出しの連絡があり、六本木の店で待っていたのはタモリさんと彼の母親でした。彼女の母親は犬塚さんに対して、タモリさんは普通の歌手とは違う存在だと語りましたが、犬塚さんはゲストが偉い人でも新人でも番組は同じようにやるべきだと反論しました。しかし、それが気に入ったのか、以降は誕生日会やお祝い事には必ず呼ばれるようになりました。二人の関係は深まっていき、絆を感じるエピソードとなりました。

いかりや長介とのエピソード

いかりや長介さんは、クレージーキャッツのメンバーとは同世代であり、新中軍キャンプで共に鍛えられたバンドマンでもありました。そんないかりやさんが、犬塚さんにベースを教えてもらいたいと懇願してきた際、彼は気分でプレイすればいいと言ってうまくかわしました。このエピソードは、犬塚さんが上手に立ち回り、自身の意見をしっかりと主張する姿勢を物語っています。

田中邦衛とのエピソード

1980年に放送されたフジテレビのクレージーキャッツ30周年特番では、クレージーキャッツの演奏に田中邦衛さんがトランペットとして参加しました。しかし、クレージーキャッツのネタに圧倒された田中さんは、彼らと一緒に演奏することはできませんでした。しかし、田中さんはクレージーキャッツのメンバーの実力を高く評価し、「彼らとやるにはそれなりの実力が必要だ」と語りました。このエピソードからは、犬塚さんたちクレージーキャッツの持つ力量の大きさが伝わってきます。

いかにも友人たちとの温かなエピソードは、犬塚弘さんが愛された芸能界での人間関係の豊かさを示しています。

犬塚弘さんの訃報に涙した多くの人々にとって、彼の半生やエピソードは尊い思い出となりました。彼の才能と人間性は、今でも多くの人々に愛され続けています。犬塚さんのご冥福をお祈りいたします。