みなさん、こんにちは。私たちの知らない芸能人のウラの姿が明らかになっていく、昭和に誕生したブラウン管テレビ時代の裏側を紹介します。今回の紹介は、有馬稲子が宝塚を退団した本当の理由についてです。有馬稲子さんは、宝塚で働く前から暴力にまみれた人生を送り、宝塚でも何度もいじめられていたと言います。彼女の退団という選択に、何があったのでしょうか。彼女の過去や経歴とともに、その真相を追いたいと思います。
皆さんこんにちは、宝塚での事件に涙が止まらないですよね。25歳の宝塚歌劇団の劇団員が自殺未遂にまで発展した事件が話題となりました。この事件に巻き込まれた有明さんは普段と変わらず舞台に立ち帰宅するまさかの状況でした。この事件をきっかけに、宝塚を退団する真相に驚かされます。それでは、有馬稲子さんの壮絶な過去や退団理由について詳しく見ていきましょう。
有馬稲子の宝塚退団の真相
自殺未遂事件について
有馬稲子さんの宝塚退団の真相について語ることを始める前に、彼女が遭遇した自殺未遂事件に触れたいと思います。平成30年（2018年）9月に、有明さんという宝塚歌劇団の劇団員がマンションで死亡しているのが発見されたと報道されました。警察の調査では、自殺と見られているとのことです。この事件は大きな話題となり、宝塚舞踊会の開催前にはその報道について哀悼の意を表すコメントが発表されたそうです。
自殺未遂事件によって、有馬稲子さんの退団が注目されました。彼女が退団の理由として自殺未遂事件が関わっているかどうかは明確ではありませんが、この事件は彼女の人生に深い影響を与えたことは間違いありません。自殺未遂まで至るほどの精神的な苦痛が彼女の宝塚での経験に関連している可能性があります。
銃撃事件について
さらに、有馬稲子さんが宝塚退団後に巻き込まれた銃撃事件にも触れたいと思います。詳細は明らかにされていませんが、彼女がこのような事件に関与したことが言及されています。銃撃事件の真相については驚きを隠せませんが、詳細については公表されていないため、真相を知ることはできません。ただし、これらの事件によって有馬稲子さんの人生には深刻な影響が及んだことは考えられます。
涙が止まらない事件の背景
なぜ有馬稲子さんがこれほどまでに辛い経験をしたのか、その背景について考えてみましょう。彼女の生い立ちや家族の背景には、暴力や苦難がありました。
有馬稲子さんは1932年に大阪府池田市に生まれました。彼女の父親は共産主義者であり、当時の政情に追われる生活を送っていました。さらに、父親からは日常的に暴力を受けていたと言われています。このような環境の中で育った有馬稲子さんは、祖母によって釜山に連れて行かれ、そこで養子として迎え入れられました。
養父母の下で暮らす中で、有馬稲子さんは日本舞踊の手ほどきを受けました。また、高校時代は釜山の公立学校に通い、戦争による学徒勤労動員の中で過ごしました。戦争終結後には日本に戻り、実の両親や兄弟と再会し、大阪の府立高校を卒業しました。
1948年には宝塚音楽学校に入学し、タカラジェンヌとしての活動を始めました。宝塚歌劇団に在籍した期間は約5年でしたが、彼女はその間に主演や映画出演など、数々の活躍をしました。しかし、宝塚での経験には苦い思い出もありました。
宝塚での苦い経験について詳しくご紹介しましょう。
有馬稲子の経歴と家族背景
父の共産主義者としての生活
有馬稲子さんの父親は共産主義者であり、政治情勢の中で追われる生活を送っていました。彼が共産主義者として活動していたことから、当時の政府からは迫害されることとなりました。有馬稲子さんは、父親が社会的な迫害を受けている様子を目の当たりにして育ちました。
祖母による釜山への移住
有馬稲子さんが幼い頃、祖母によって釜山に連れて行かれました。この時点で彼女はまだ幼かったため、養父母によって釜山に住む父親の実子のところに預けられました。この実家の夫婦は有馬稲子さんを養女として迎え入れ、彼女を大切に育てました。
実の両親との再会
戦争終結後、有馬稲子さんは実の両親や兄弟と再会しました。彼女は自身の出生地である日本に戻ることができ、家族とともに暮らすことができました。この再会は彼女にとって大きな喜びであり、家族との絆を取り戻すきっかけとなりました。
宝塚入学と女優活動の開始
1948年、有馬稲子さんは宝塚音楽学校の入学試験に合格し、宝塚への入学が決まりました。彼女の才能はすぐに認められ、女房がタカラジェンヌだったことを知ったことで、有馬稲子さんは二代目として有馬稲子という芸名を受け継ぐことになりました。
宝塚での在籍期間は約5年でしたが、有馬稲子さんはその間に数々の舞台で主演を務め、東方政策の映画『宝塚夫人』にも出演しました。宝塚時代の彼女は才能や美貌によって多くの人々を魅了しました。
結婚生活と離婚
有馬稲子さんは、1961年に歌舞伎役者のよろずや金之助さんと結婚しました。この結婚はとても盛大なものとなり、披露宴では高さ2メートルの巨大なウェディングケーキが用意されました。しかし、この結婚生活は幸せなものではありませんでした。
結婚後、有馬稲子さんは家事に追われる毎日を過ごすことになりました。彼女は多忙な夫のサポートに追われ、一緒に過ごす時間はほとんどありませんでした。このような状況の中で、彼女は心身ともに限界に達し、約3年の結婚生活の末に離婚を決意しました。
宝塚での苦い経験
今井正監督によるいじめ
宝塚での有馬稲子さんの苦い経験の一つとして、今井正監督によるいじめがあります。彼女は、今井監督からの厳しい指導を受けることとなり、共演者たちとは違う扱いを受けました。三國連太郎さん、森昌幸さん、金子信雄さんなどと共演している中で、有馬稲子さんだけが何度もやり直しをさせられました。
例えば、有馬稲子さんは待ってのセリフを何度も言い直させられ、その回数は100回以上にも及びました。さらには、今よりも前の回の評価が良かったと言われ、有馬稲子さんは混乱してしまいました。彼女は精神的に追い込まれ、自殺を考えるほどの苦痛を抱えました。
また、今井監督が撮影する映画『夜のつづみ』では、有馬稲子さんが壮絶な体験をしました。彼女は三國連太郎さん演じる彦九郎の妻役を演じていましたが、彦九郎が妻を殴るシーンではテストだというにも関わらず、三國連太郎さんは本気で彼女を殴ってきたのです。このような体験は彼女に多大なる苦痛を与えました。
待ってのセリフの100回以上のやり直し
有馬稲子さんが宝塚で苦しんだ経験の一つに、待ってのセリフの繰り返し訓練があります。彼女は何度も待ってというセリフを言い直しすることを求められ、その回数は100回以上にも及びました。このような訓練は彼女の精神的な負担になり、退団の決意につながったと考えられます。
映画『夜のつづみ』での壮絶な体験
有馬稲子さんが宝塚で経験した苦痛の一つに、映画『夜のつづみ』での壮絶な体験があります。この映画で彼女は三國連太郎さん演じる彦九郎の妻役を演じましたが、彦九郎が妻を殴るシーンではテストだというにも関わらず、三國連太郎さんは本気で彼女を殴りました。これは彼女にとって非常につらい経験であり、心身に深い傷を負わせました。
有馬稲子の再婚と経済的苦境
川村三郎との再婚
1969年、有馬稲子さんは実業家の川村三郎さんと再婚しました。彼女は再び結婚の道を歩むことを選びましたが、この結婚生活も幸せなものではありませんでした。
川村三郎の事業倒産と離婚
川村三郎さんの経営していた事業は次第に難局に直面し、1980年に倒産してしまいました。この倒産により、有馬稲子さんと川村三郎さんは多額の借金を背負うこととなりました。有馬稲子さんは借金の返済のため、必死に働きましたが、川村三郎さんは甘えるばかりで何もしなくなってしまいました。
借金返済のための努力
借金返済のため、有馬稲子さんはガムシャラに働きました。彼女は自身の人気と才能を活かし、懸命に仕事をこなしていきました。しかし、川村三郎さんの姿勢が変わらないことに我慢の限界を感じた有馬稲子さんは、1983年に離婚を決意しました。
宝塚退団と映画への転向
男役演技からの違和感
有馬稲子さんが宝塚を退団した理由の一つは、彼女自身が男役を演じた際の違和感から来ていると言われています。宝塚では男役を演じることが求められ、有馬稲子さんも男役として活躍しました。しかし、彼女は演じる役柄に対して本来の自分との乖離を感じるようになり、映画への興味が高まっていきました。
映画への興味転向
有馬稲子さんは宝塚退団後、映画への興味を抱くようになりました。彼女は映画業界での新たな可能性を追求し、数々の作品に出演しました。特に松竹に移籍した後は看板女優として活躍し、多くの人々を魅了しました。
宝塚歌劇団殿堂入り
2014年、宝塚歌劇団創立100周年記念で設立された宝塚歌劇の殿堂において、有馬稲子さんは最初の100人に選ばれて殿堂入りを果たしました。彼女の宝塚時代の功績は高く評価され、多くの人々に認められたことを示しています。
まとめ
有馬稲子さんの生涯は苦難に満ちていたことがわかりました。幼少期から父親の暴力や共産主義者としての迫害、養育家庭での日本舞踊の修業など、彼女の経験はその後の人生に大きな影響を与えました。宝塚での経験には苦い思い出もありましたが、彼女は映画界での成功を収め、まだまだ女優として活躍しています。
現代では考えられないような時代背景や過酷な経験を乗り越えてきた有馬稲子さんの人生は、多くの人々にとって勇気や希望の源となるでしょう。彼女のこれからの活動にも注目していきたいですね。
