みなさん、こんにちは。 みなさんは、浜木綿子さんをご存知でしょうか。 浜木綿子さんは、宝塚歌劇団を経て 多くの舞台や、テレビドラマで活躍した女優です。 大ヒットドラマ『おふくろシリーズ』で橋田賞を受賞するなど お茶の間にベテラン女優として知られています。 そんな浜木綿子さんですが、今は香川照之さんの母親 ということで有名ですね。 実は、香川照之さんが今のような活躍をする背景には 浜木綿子さんの、数々のドラマがあったのです。 今回は、そんな浜木綿子さんについて紹介していきたいと思います。 ではまず、プロフィールと経歴を 簡単に見ていきましょう。 愛称:アツコ 本名:香川阿都子 生年月日:1935年10月31日 身長:157 cm 出身地:東京都目黒区緑が丘 最終学歴:大阪府豊中市梅花高等学校、宝塚音楽学校 所属事務所:浜木綿子事務所 浜木綿子さんは、昭和の大女優の一人であり 近年は、香川照之さんの母親としても 認知度が高まりました。 宝塚入団時の成績は、64人中3位と優秀。 雪組トップ娘役として活躍したのち 宝塚を1961年に退団しました。 次に、元夫について紹介します。 元夫である、三代目市川猿之助さん と結婚したのは、1965年のことです。 この年は、大河ドラマ『太閤記』に出演していましたが 妊娠のため、途中で降板。 その年の12月に、香川照之さんを出産しました。 夫に女性の影を感じたのは、結婚して1年半ほどたった頃でした。 まもなく猿之助さんは、家を出て その女性のもとに移り住んでしまいます。 浜木綿子さんは、猿之助さんの帰りを待ち続けますが 思いは届かず、息子が3歳の時に、正式に離婚。 実質的な結婚生活は、わずか1年半ほどでした。 市川猿之助さんの不倫相手 藤間紫さんは初恋の女性でした。 ところが藤間紫さんは16歳年上の人妻で、二人の子供をもつ母親。 しかも、その夫は自身の踊りの師匠。 あきらめざるを得なかった猿之助さんは 浜木綿子さんと結婚しますが 藤間紫さんへの思いを断ち切れずにいたのでしょう。 猿之助さんと藤間紫さんは、一緒に暮らしはじめ およそ20年後の1985年に、藤間紫さんの離婚が成立。 2000年2月28日には、長きにわたる同棲生活の末に入籍しています。 猿之助さんは61歳、藤間紫さんは76歳での結婚でした。 W不倫により、夫を失った、浜木綿子さんは その後、シングルマザーとして、実母の力を借りながら 香川照之さんを、女手一つで育てあげました。 離婚後、テレビに元夫の市川猿之助さんが映ると 「パパはすばらしい人」だと、息子に伝えるようにしたそうです。 離婚した相手であっても、決して悪く言わず 息子が悲観的で、ひねくれた性格にならないよう 配慮していたのでしょう。 不倫を犯した相手に対して、批判の代わりに 称賛を送るのは、至難の業といえます。 しかし浜さんは、息子がネガティブな感情を実父に抱かないよう 懸命に努力していたのでしょう。 私的な感情より、息子のことを何よりも優先する 立派な母親だったといえますね。 このように、香川照之さんの子育てに力を入れてきた 浜木綿子さん。 その甲斐あってか、今や香川照之さんは テレビで見ない日はないくらいの、有名人になっています。 また、東大にも合格しています。 このような才能溢れる子供を、女手一つで どのように育てたか気になりますね。 浜木綿子さんは、息子に話しかけられた際は 「ちょっと待って」と言わないようにしていたそうです。 子供が、親に話を聞いて欲しい時や、何かをして欲しい時には 後回しにされると、傷つく可能性があります。 「あなたに注目しているよ」と伝える意味でも 話しかけられたら、すぐに対応するのが、子育ての基本。 浜木綿子さんは、子育ての正しいやり方を守って 息子に愛情を注いでいたのでしょう。 また、自分が不在の時も、必ず誰かを家にいさせて 子供が1人になる時間を作らないよう 気を付けていたそうです。 片親の場合、愛情不足で、子供に悪い影響がもたらされる 可能性が高いことを、わかっていたのでしょう。 いわば、鍵っ子にしないことも、子育てに重要ですが 核家族化が進んだ現代では、同じやり方を取るのは 難しそうですね。 ただなるべく、子供といる時間を多く作り 自分が愛されているのだと、感じさせることが大切と言えるでしょう。 浜木綿子さんは、子供がネガティブにならないよう 常に注意を払っていたことがうかがえます。 香川照之さんは、俳優として有名になったのち 元夫の弟子入りをしています。 その時の浜木綿子さんは、どのような対応をしたのでしょうか。 市川猿之助さんと結婚して2年にも満たないうちに 年上の人妻に、夫を奪われた、浜木綿子さん。 当時の心境については 「くやしくてくやしくて、くやしすぎると言葉もでないのよ」 と言葉を残しています。 藤間紫さんは、まさに因縁の相手ということになりますが 後年、市川猿之助さんと、香川照之さんの親子関係修復に 心を砕いたのも、藤間紫さんでした。 生まれてまもなく、両親が別居したため 父親とは交流のないまま成長した香川照之さん。 俳優としてデビューしたあと、思いきって父の楽屋を訪ねると 返ってきたのは拒絶の言葉でした。 父と息子が歩み寄り、息子が歌舞伎界へ挑戦することになった時 浜木綿子さんの動向に、注目が集まりました。 離婚さえしなければ、梨園の御曹司として育っていたはずの一人息子が 自分を捨てた元夫に今さら弟子入りするのですから 当然です。 浜木綿子さんは、息子と孫の歌舞伎界入りを、後押ししました。 これを受けて、猿之助さんは、彼らの歌舞伎界進出発表の席で 「浜さん、ありがとう」と涙ながらに述べています。 懐の深さを示した前妻に対して、感謝の思いがあふれたのでしょう。 子育ても終わり、立派に香川照之さんを成長させた 浜木綿子さん。 そんな浜木綿子さんの現在は、どのようなものなのでしょうか。 浜木綿子さんは、芸能生活60周年を迎えた、2013年には かつて菊田一夫演劇賞大賞に輝いた 『 人生は、ガタゴト列車に乗って…』 を新版として再演。 さらに、長年の舞台の功績に対して 菊田一夫演劇賞特別賞が、贈られています。 翌2014年の秋の叙勲では、旭日小綬章を受章。 また、宝塚歌劇団創立100周年の、メモリアルとして創設された 『宝塚歌劇の殿堂』に殿堂入りしました。 2022年に87歳を迎えた浜木綿子さん。 芸能活動を引退したわけではありませんが 確認がとれたドラマ出演は 『女監察医・室生亜季子』シリーズが、最後でした。 以降は、座長公演と、CM出演以外の仕事は ほとんどしていないそうです。 2016年には喜劇『極楽町一丁目 -嫁姑千年戦争-』 を9年ぶりに上演し、話題を呼びました。 2018年には、TOHOシネマズ日比谷の オープニング記念式典に出席。 2019年10月には、宝塚歌劇団の先輩である 八千草薫さんの訃報を受けて 「一人、また一人と上級生がいらっしゃらなくなって寂しいです」 と追悼コメントを発表。 毎回、これが最後と思いながら、舞台に立つと 語っていた浜木綿子さん。 すでに高齢であり、仕事をセーブしているのは明らかですが 離婚に子育てと、大変な人生を歩んできたぶん のんびりと、悠々自適な生活を楽しんでいるのかもしれません。 最後までご視聴いただき、ありがとうございました。 コメントを残してくれると、嬉しいです。 チャンネル登録、高評価もぜひお願いいたします。 それでは、また。
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