La’cryma Christi・KOJIが闘病中に語った音楽への想いに涙腺崩壊…ラクリマクリスティーのギターを突然襲った病魔の正体…現役時代の月給に耳を疑った…!!
みなさん、こんにちは。
ビジュアル系バンド
「La’cryma Christi(ラクリマクリスティー)」の
ギタリスト・KOJIさんが令和4年4月15日、
食道がんのために亡くなったことが4月22日、
バンドの公式ツイッターで発表されました。49歳でした。
公式ツイッターでは「病気療養中でしたKOJIが
令和4年4月15日に食道がんにより逝去いたしました。
KOJIを愛してくださったファンの皆様に謹んでお知らせいたします」とつづられ、
葬儀は本人と遺族のご意向によって、家族葬で執り行われました。
KOJIさんは2020年7月に食道がんであることを公表。
同年9月には手術を受けて成功したことを報告し、
「最高の音楽を創ってお返ししたいので完治目指して頑張ります!」
と復活への思いを語っていました。
そんなKOJIさんの生い立ちを辿ってみましょう。
名前:KOJI
担当:ギター
愛称:KOJI
本名:石黒 浩二
生年月日:1973年4月12日
血液型:A型
身長:180cm
出身地:大阪府
性格:我慢強い、イエスノーはっきりしている
影響を受けたアーティスト:STEVE MORSEなど
KOJIさんはLa’cryma Christi(ラクリマクリスティ)、
ALICE IN MENSWEAR(アリスインメンズウェア)のギター、
作曲担当です。
ファンの間では、優しいお兄さんとして知られています。
また、ビリヤード、釣り、ラジコンなど多くの趣味があって、
子供たちに好かれやすい性格でもあります。
KOJIさんは大阪府出身で、子どもの頃は
「ラーメン屋さん」になりたかったそうです。
一方で、関西のローカル音楽番組を見て、
音楽に興味を持つようになります。
また、初めて買ったCDは
Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)でした。
ちなみに、KOJIさんはドラムのLEVIN(レビン)さんとは
高校時代からの付き合いです。
記録として残っているKOJIさんの最初のバンドは
「HUCKLEBERRY FINN (ハックルベリー・フィン) 」です。
活動期間などは不明ですが、このバンドで活動していました。
そして、1991年に
「STRIPPE-D-LADY(ストリップディーレディ)」というバンドで
ボーカルのTAKAやギターのHIROさんと一緒に活動します。
その後、1992年にドラムのLEVINさんが加入して、
1994年にベースのSHUSEさんが加入します。
同年、バンド名を「La’cryma Christi」に改名します。
La’cryma Christiは1997年にメジャーデビューしますが、
KOJIさんは2005年に「音楽性の違い」を理由に脱退します。
KOJIさんの脱退理由は「音楽性の違い」と
一言でまとめられていますが、
その背景には複雑な問題がありました。
KOJIさんが脱退する頃、
バンドはKOJIさんの作品によって売れた面もありました。
KOJIさんは万人受けするポップな作品を作るのが上手だったのです。
しかし、この頃メンバーから
「これからハードロック路線で行く」と告げられます。
元々、メンバー全員がハードロックの畑で育っているので、
ポップな作品で売れることには
抵抗や葛藤があったと言われています。
そのため、KOJIさんの作品は
アルバムなどには採用されなくなります。
一方でKOJIさんは、ハードロック作品の作曲もチャレンジしていましたが、
そこまで満足いくような作品が作れませんでした。
そこで、脱退を決意します。
KOJIさんの脱退表明が原因で
「バンド内でいじめがある」という噂が立ちます。
KOJIさんだけ作品に参加できなかったり、
雑誌の取材が受けられなかったりしたと言われています。
他のメンバーも、自分の曲が採用されなかったり、
作曲をしても売れるために
ポップなアレンジを加えられたりされて葛藤がありました。
レコード会社との問題もあったようで、
意図しないタイミングで
ベストアルバムが発売されることもありました。
一方で、KOJIさんもボーカルのTAKAさんが
俳優業に進出するのもあまり快く思っていませんでした。
KOJIさんは俳優業に手を出すくらいなら
音楽にもっと打ち込みたいという想いがあったのでしょう。
つまり、「音楽性の違い」といえば間違いはないのですが、
その裏にはバンドが売れる中で
複雑な葛藤があったのです。
ちなみに、La’cryma Christiは2009年に再結成しますが、
この時にはわだかまりは解決して、和解したとのことです。
そんなKOJIさんはテクニカルなギターを弾き、
ギターを弾く姿は王子様みたいと言われています。
テクニックに加えてライブ映えするアーティストとして、
非常に高い評価を得ています。
そしてKOJIさんは作曲も担当しています。
KOJIさんが作曲した代表曲は「未来航路」です。
「未来航路」 はLa’cryma Christiの代表曲です。
この曲だけは知っているという人はかなり多いでしょう。
ポップさとロックさの両方が混ざり合っている曲で、
非常に爽やかな感じがします。
KOJIさんは以前、ALvinoというバンドや、
ソロで作品をリリースしていました。
また、サポートギターとしても活動していました。
KOJIさんは2017年はHIROさんと一緒にライブもしています。
また以前、一緒にインタビューを受けていましたが、
「TAKAに歌ってもらいたい」
「再結成のためにギターを弾き続けていたい」と
ふたりは発言していたので、彼らの関係は良好なようです。
一方でKOJIさんは2017年に
ソロでインストアルバム「kozy」も発売しています。
また、2008年には高見沢俊彦さんのシングル
「月姫」に参加したり、その他のアーティストのライブや
レコーディングでも演奏したりしています。
KOJIは、2018年末に結成された
ALICE IN MENSWEARという音楽ユニットで活動しています。
メンバーはMASCHERAのボーカルmichiさんと、
La’cryma ChristiのKOJIさんのふたりです。
どちらも90年代から
ビジュアル系のアーティストとして活動していました。
また、ふたりが所属していたバンドは
時代によってはメイクが薄かったのですが、
ALICE IN MENSWEARでは
バッチリと化粧をして活動しています。
ふたりは年齢を感じさせない美しさと言われていました。
そんなKOJIさんはALvino所属時代の
2013年に裁判を起こしています。
ALvinoのメンバー3人が元所属事務所と
金銭トラブルを起こしたことが報じられて話題になりました。
ニュース記事によると、
La’cryma Christi時代のKOJIさんの
月収は30万、ALvino時代は25万円で、
さらにその25万円の中からKOJIさんは
ALvinoのレコーディング費用やファンクラブの会報の
編集費用を出していました。
一方で元所属事務所側は、
「未払いはあるが、ALvinoは未経験のバンドで25万円は高給」と
主張しています。
これは業界全体の闇ですね。
そして、2020年7月13日にスタッフからKOJIさんが
「食道がんになっている」という発表がありました。
2ヶ月前から体の異変を感じて検査した結果、
食道に腫瘍が見つかったようです。
KOJIさんの状態は良好ですが、
手術をして治療を行う予定です。
そのため、予定されたライブやイベントは中止となりました。
この件についてKOJIさんは以下のようなコメントをしています。
「突然の発表で驚かせてしまい申し訳ありません。
5月の末くらいから物を飲み込む時に、
飲み込みにくくなるという違和感を感じ、
すぐに病院に行き、検査を繰り返して来ました。
飲み込む時に水を一緒に飲まないと
胸でつっかえるというような感じで、
このような症状は「食道ガン」か
「逆流性食道炎」の可能性があるとの診断でした。
その後胃カメラの診察で食道ガンである事が発覚し、
現在は設備の整った大きな病院で
抗ガン剤の治療と手術に向けての準備をしています。
なお他の場所への転移は見つからず、
食道にある腫瘍を取り除く手術を行えば
再発の可能性は非常に低いという事です。
自分自身の心境としまして、起こった事を冷静に受け止めて、
治療に専念しようと思っています。
今回の報告において、病名を聞いた時に
michiさんやファンのみんな、スタッフの顔が浮かびました。
事実を伝えるとショックを受けるだろうし、
悲しいというようなマイナスな気持ちにさせてしまうであろうと思うと胸が痛いです。
手術を要さない治療の可能性も諦めてはいなかったので、
報告がこのタイミングになってしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
今後は前を向いて病気と向き合って行きます。
大好きな音楽、ギター、ライブを今までと変わらずに楽しめるように、
しっかりと治療し、回復に努めてまいります。
ご心配をおかけしますが、
必ず元気になってまたステージに戻って来たいと思いますので、
少しばかりお時間を頂けたらと思います。」
その後、2020年の9月に手術を受けて、手術が成功しています。
術後の経過も良好とのことでした。
今回はLa’cryma ChristiのKOJIさんの生い立ちについて、
ご紹介いたしました。
KOJIさんが所属していた「ALICE IN MENSWEAR」の
ホームページに訃報について掲載され、
相方のmichiさんが「KOJIは病気の告知を受けてからも、
決してギタリストとしての誇りを失わず、
強く美しく闘い抜く姿を、毎日私に示してくれていました。
そして、常にファンや応援してくださる皆さんを大切に思う姿勢は、
私を音楽人としてだけでなく、
ひとりの人間としても導いてくれました。
今は闘いから解放され、KOJIさんは旅立ちましたが、
その気高い精神は、これからもずっと皆さんと私の中に在り続け、
これからもずっと変わらず導き続けてくれると確信しています」
と追悼しました。
最後まで動画をご視聴いただき、ありがとうございました。
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それでは、また。